仕事の中には、「毎回同じことをしているな」と感じる作業や、「たまにしかやらないけれど、やたらと手間がかかる作業」があります。
こうした作業を効率化したいと思っても、「難しそう」「失敗したら困る」と感じて、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
しかし、生成AIとバイブコーディングを組み合わせることで、効率化への心理的なハードルは大きく下がります。今回は、その理由を分かりやすく説明します。
バイブコーディングとは何か
バイブコーディングとは、最初から完璧な設計や正解を求めず、「こんな感じで動けば十分」という感覚を大切にしながら作業を進める方法です。
従来のやり方では、細かい仕様を決めてから作り始めることが一般的でした。そのため、準備段階で時間がかかり、結局手を動かさないまま終わることもあります。
バイブコーディングでは、まず動くものを作り、使いながら修正します。完成度は後から上げればよい、という考え方です。
生成AIを使うからこそ挑戦しやすい
生成AIを使えば、「この作業を自動化したい」「こういう流れで処理したい」と文章で伝えるだけで、プログラムの案を作ってくれます。
専門的な知識がなくても、たたき台がすぐに手に入るため、「とりあえずやってみる」ことが可能になります。
重要なのは、生成AIが作ったプログラムが必ず完璧に動く必要はない、という点です。
うまく動かなくても問題ない理由
仮に、生成AIが作成したプログラムがどうしても意図したとおりに動かなかったとしても、大きな問題はありません。
なぜなら、以前の作業方法に戻って作業をすればよいだけだからです。
バイブコーディングによる効率化は、「今のやり方を捨てる」ものではなく、「試してみる」ものです。
失敗したら元に戻せる。この安心感があるからこそ、効率化にチャレンジしやすくなります。
ルーティン作業も一度きりの作業も効率化できる
バイブコーディングは、毎日・毎週行うルーティン作業だけでなく、一度きりでも手間がかかりそうな作業にも効果があります。
例えば、定期的な報告資料の作成、データの整理、決まった形式での文章作成などは、ルーティン作業の代表例です。
一方で、「年に一度しかやらないが、毎回やり方を忘れる作業」や、「今回限りだが、量が多くて大変な作業」もあります。
こうした作業こそ、生成AIに任せてバイブコーディングで仕組み化する価値があります。たとえ一度しか使わなくても、作業時間や精神的な負担が減るので、十分に意味があります。
具体例:面倒な作業をとりあえず自動化する
例えば、大量の情報を一定の形式にまとめる作業があるとします。
最初から完璧な自動化を目指すと、「どこまで自動にするか」「例外はどうするか」と考えすぎてしまいます。
バイブコーディングでは、生成AIに「最低限この形にまとめたい」と伝え、とりあえず動く仕組みを作ります。
使ってみて不便なところがあれば修正し、どうしても合わなければ使うのをやめても構いません。この柔軟さが、効率化を前に進めます。
効率化にチャレンジすること自体が価値になる
バイブコーディングで効率化に挑戦すると、結果的にプログラムを使わなかったとしても、無駄にはなりません。
作業の流れを整理し、「どこが面倒なのか」「何に時間がかかっているのか」を考えるだけで、仕事の見え方が変わります。
その気づきは、次の作業改善につながります。つまり、効率化にチャレンジする行為そのものが、すでに効率化の第一歩なのです。
まとめ
バイブコーディングは、生成AIを活用することで誰でも挑戦できる効率化の方法です。
うまくいかなければ元のやり方に戻せばよい。ルーティン作業でも、一度きりの作業でも、とりあえず試してみる。
この姿勢が、結果として確実に作業効率を高めていきます。
完璧を目指さず、まずは「こんな感じでいい」と始めてみること。それが、生成AI時代の最も現実的で強力な効率化と言えるでしょう。

ミタスサポート事務所代表。富山県でIT支援を営んでいます。
中小企業診断士/ITストラテジスト/情報処理安全確保支援士。
確かな知識と実務経験を元に、役立つ情報を随時発信中。
小さな事業者向けに小回りの利くITサービスやサイバーセキュリティ対策に力を注いでいます。

