情報はなるべく共有・見える化すること

「それ、なぜ自分には共有されていないのだろう」
仕事でも日常でも、そんな違和感を覚えたことがある人は少なくないと思います。
情報共有は、単なる連絡事項ではなく、信頼や安心感に直結するものです。
今回は「情報はなるべく共有すること」を軸に、共有の手段隠す情報の考え方についてお話しします。

情報の共有先を選ぶと歪みやすい

よくあるのが、「これは関係者だけでいい」「上司だけに伝えれば十分」と判断して、情報の出し先を絞るケースです。
一見、合理的に見えますが、ここに落とし穴があります。
情報が一部の人にしか見えない状態が続くと、周囲は状況を推測で補うようになります。
その結果、誤解や遠慮、時には不信感が生まれます。
情報は、選別するほど管理が難しくなるのです。

共有を前提にし、隠す情報だけを考える

おすすめしたい考え方はとてもシンプルです。
「共有を基本にして、どうしても機密性が高い情報だけを隠す」
この順番を逆にしないことが重要です。
先に「誰に出すか」を考えるのではなく、「なぜ出せないのか」を考える。
そうすると、実は隠す必要のない情報が多いことに気づきます。

共有手段は個人メールより「場」を使う

情報共有の手段として、個人メールは便利ですが、万能ではありません。
個人メールは、基本的に一対一です。
そこに情報が閉じてしまい、「知っている人」と「知らない人」が簡単に分かれます。
そのため、できる限り
・メーリングリスト(グループメール)
・社内グループウェア
・チャットツールの共有チャンネル
といった、「複数人が同時に見られる場」を使うことをおすすめします。
情報は、人ではなく「場」に置くイメージです。

上司だけに伝えたい内容でも共有する

少し勇気がいるかもしれませんが、
「本来は上司向けの内容」でも、部員全員が見られる状態にすることは有効です。
もちろん、評価や人事などの機密情報は別ですが、
方針、背景、検討中の事項などは、見える化しておく価値があります。
部員は「何が起きているか」を知るだけで、無駄な不安から解放されます。

ありがちな具体例

例えば、ある方針変更を上司にだけメールで報告したとします。
現場の部員は何も知らず、「最近、指示が曖昧だな」と感じます。
一方、同じ内容をグループウェアに共有していれば、
「まだ検討中なんだな」「だから対応が揺れているんだな」と理解できます。
情報がないと不安になりますが、情報があると人は意外と冷静です。

見える化は責任追及のためではない

「共有すると、後で責められそう」と感じる人もいます。
しかし、見える化の目的は責任追及ではありません。
むしろ、「誰か一人が抱え込まない状態」を作ることにあります。
情報がオープンであれば、判断も自然と分散されます。

まとめ

情報は、なるべく共有すること。
共有は個人ではなく、場を使うこと。
そして、隠す情報を最小限にすること。
この三つを意識するだけで、組織やチームの空気は大きく変わります。
「知らなかった」が減ると、「余計な確認」も減ります。
ぜひ今日から、
「これは誰に隠すべきか」ではなく
「なぜ隠す必要があるのか」
そう考えてみてください。
情報が流れる組織は、静かに強くなっていきます。

当事務所では、情報の見える化や共有化の仕組みづくりを支援しています。
例えば、エクセルで管理しているものをWEB化する。データベースで管理しているものをグラフ化する。などの支援が可能です。
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