継続することの大切さ

「継続は力なり」という言葉は、誰もが一度は聞いたことがあると思います。とても正しい言葉ですが、同時にとても耳が痛い言葉でもあります。なぜなら、継続することが一番難しいからです。
私自身、これまで「今度こそ続けるぞ」と心に誓い、静かにフェードアウトしていったことが何度もあります。朝のストレッチ、日記、英語学習。どれも志は立派でしたが、気づけば「また明日」で終わっていました。

それでも、仕事を通じて感じるのは、やはり成果を出している人や物事には「継続」が必ずあるということです。今回は、なぜ継続が大切なのか、そしてどうすれば続けやすくなるのかについて、できるだけわかりやすくお伝えします。

継続は才能よりも強い

何かを始めるとき、多くの人は「自分には向いていないのでは」「才能がないのでは」と考えがちです。しかし、実際には才能よりも「続けた時間」が結果を分けることがほとんどです。
たとえば、毎日10分の運動でも、1年続ければ約60時間になります。一回で見ると短い時間ですが、積み重なるとそれなりの量になります。逆に、やる気に満ちた1時間を1回やっただけでは、体も生活もほとんど変わりません。
派手さはありませんが、少しずつ積み重ねたものは、後から振り返ると意外な差になっています。

続かない原因は「気合」に頼ること

継続できない理由として多いのが、「やる気が出たらやろう」「気合で乗り切ろう」と考えてしまうことです。
気合はとても頼もしい存在ですが、非常に気まぐれです。雨の日や忙しい日、ちょっと疲れた日には、驚くほど簡単に姿を消します。私も何度「昨日までのやる気はどこへ?」と探し物をしたかわかりません。

継続のカギは「仕組化」にある

そこで重要になるのが「仕組化」です。仕組化とは、頑張らなくても自然と行動できる状態をつくることです。
たとえば、歯磨きを「よし、今日も磨くぞ!」と気合でやっている人はほとんどいません。起きたら磨く、寝る前に磨く、という流れが生活に組み込まれているから続いています。
同じように、続けたいことを生活の中に組み込むことがポイントです。運動なら「帰宅したら着替える前に5分だけやる」、勉強なら「コーヒーを淹れたらテキストを開く」など、行動と行動をセットにします。

小さく始めると失敗しにくい

もう一つ大切なのは、最初から頑張りすぎないことです。
「毎日30分やる」と決めると、できなかった日の罪悪感が大きくなり、続かなくなります。それよりも「1分でもやったらOK」にすると、心理的なハードルが一気に下がります。
不思議なもので、1分だけやるつもりが5分、10分と伸びることもあります。やる気は、やり始めてから出てくるものなのです。

おわりに

継続することは、特別な人だけができるものではありません。気合や根性ではなく、仕組みと工夫で誰でも実現できます。
完璧を目指さず、サボる日があっても戻ってこられる仕組みをつくること。それが長く続けるためのコツです。
もし今日「何か続けたいな」と思ったら、まずは小さく、そして気合に頼らない形で始めてみてください。三日坊主でも、何度戻ってきても大丈夫です。続けようとすること自体が、すでに前進なのです。

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